赤道(あかみち)

 赤道とは、本来「公道」な訳ですが国道・県道・市町村道のように、認定道路として維持管理に予算がつかない道の事を言います。
 法務局や市町村役場の公図上、朱色で塗られていた事からこう呼ばれています。
 普通は無地番で、所有者は日本国となる筈ですが、維持管理に予算がついていませんから、その道を利用する地域の人達によって維持管理がなされます。
 これが田舎の村に残る「みちぶしん(道普請)」という行事な訳です。通常「一間道」と云って巾1.8mの場合が多いのですが、もっと狭く、あるかないか判らない様な場合もあります。
 区画整理をする前の昔の街のどこにでも沢山あった訳で、今でも古い街並みの残っている脇道などに時々、見掛ける事があると思います。