「田舎で暮らしま専科」編集だより | |
2012年12月号(267号) | |
●中津川市への物件下見の道中に強風と雪まじりの大雨に見舞われ、車から降りることも躊躇される状況がありました。幸い物件所在地に到着した際には風と雨は止み、雲間から日の光もさしてきてさきほどの悪天候が嘘のようでした。そして帰り道ふと空を見上げると目を見張るほど綺麗な虹が出ていました。両側の虹の袂までハッキリ見える色も形も美しい虹で上側にもう一つ薄い虹の架かった二重構造でした。
残念ながら肉眼で見たとおりを写真撮影できませんでしたが、悪天候を乗り越えてご褒美をもらえた気分でした。 ●豊根村「田んぼオーナー」収穫祭 11月11日(日)に豊根村田んぼオーナー最終イベント「収穫祭」がありました。まずは10月に収穫したお米の受け渡しがあり稲刈りをお手伝い頂いた鈴木様ご夫妻と茶臼の里組合長の村井様、お隣の田んぼで作業していた子供たちと収穫したお米を前に記念撮影しました。 今回の作業は「食べること」というわけで、お釜で炊いた炊きたての新米・ 豚汁に始まり、五平餅、焼き里芋、田んぼの畦で育てた小豆を使ったおしるこ、焼き芋、白菜と赤カブの浅漬けとご馳走三昧でした。 こんなに食べられ るかしらと思いつつ不思議とペロリとたいらげられる優しい味なのでした。地元の方々が約100名分を手間暇かけて準備をしてくれたおかげです。 収穫祭の後は、鈴木様のご案内で豊根村間黒地区の山住神社の祭礼を見学させて頂きました。最近は花祭りの舞い手が少ないということもあってか、東京から来た3人の女子大生が舞を奉納しました。なんと舞いの練習をしたのは昨日の一日だけとの事。舞いの後半は胸がいっぱいになり涙があふれて舞い続けるのが大変だったと涙目で話をしてくれました。決して上手な舞いではありませんでしたが彼女達の気持が伝わってとても感動的でした。 田んぼオーナーに参加したことでの意外なご縁でした。これを機会にもっと豊根村の奥深さを知りたいと思うのでした。 |
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2012年11月号(266号) | |
●10月は長野県方面へ行く機会が多かったです。この季節に長野へ行くと国道や県道沿いの街路樹にリンゴがたわわに実っている姿を目にします。「通行人が採って食べたりしないんだろうか?!」と不思議に思うのですが、歩行者が採って食べた程度では収穫しきれない程の量なので、こんなにも気前の良い光景を見ることができるのでしょう。目と心の保養になります。
●豊根村「田んぼオーナー」稲刈り体験 いよいよ実りの秋、稲刈りの季節になりました。当初の予定日は台風接近により延期になりましたが翌週には気持ちの良い晴天のもと稲刈り作業をすることができました。今回は会員様にもご参加頂き賑やかに作業を楽しみました。ご参加頂いたのは名古屋市の鈴木様ご夫妻と愛犬のクッキーちゃんです。 奥様は稲刈りは生まれて初めてということで慣れない手つきながらも鎌を手に頑張っていらっしゃいました。 ご主人は子供の頃に手伝った経験があるとの事でなかなかの鎌さばき。あっという間に稲が刈られていくのでした。 刈った稲は10束程を1束にまとめて紐で縛っていき、田んぼに渡した竹竿にかけていきます。 これは「はざ掛け」といい、稲刈り直後の籾の水分を乾燥させるためのものです。最近は稲刈りと同時に脱穀するコンバインという農機が使われることが多く、はざ掛けの様子はあまり見られなくなってきました。秋の青空に黄金色に輝く稲穂の姿は美しい日本の農村風景の一つだと思います。これからもずっと毎年秋の風景として目にしていけたらと思います。 鈴木様ご夫妻、クッキーちゃん作業お疲れさまでした。11月は収穫祭です。 |
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2012年10月号(265号) | |
●数年前から「ゲリラ豪雨」という言葉を聞くようになりましたが、今夏もそういった急激な豪雨が多かったように思います。山間部を下見していると雨量によっては道路が通行止めになり迂回させられることもしばしば。急いでいるとイライラすることもありますが、走行中に道路が陥没したり落石の被害にあうよりは迂回して安全運転する方が良いのだと考えるようにしています。物件下見の際は、急な通行止めにも対応できるように必ず市販の道路地図を持ってお出かけ頂くと安心かつ安全かと思います。
●田舎不動産探しの夢と現実 TVや雑誌等をご覧になって、猪突猛進的に田舎暮らしを希望して田舎不動産についてお問い合わせを頂くことがあります。これはマスコミが良い面だけを紹介する弊害もあるので仕方の無い事だと思っています。以下、誤解されている事項を挙げてみました。 ■田舎は何でも安い 一般的に田舎のほうが物価は高いようです。田舎はお店が少なく選択肢が限られますし価格競争が無いので市街地よりも価格は高めになります。DIYや家庭菜園等、自分で工夫して生活すれば安くできるというのが本質です。 ■人間関係に疲れて田舎へ行きたい− 田舎のほうが近所付き合いが濃密です。 寄り合いや、清掃活動・祭り事などの共同作業などは、地域住民として生活する限り避けて通れません。むしろ都会にいるほうが人付き合いは少ないと思います。どうしても都会から離れたい場合は、管理された別荘地がおススメです。別荘地内の管理は管理会社が行ってくれるので、住民同士の共同作業は最小限で過ごせます。 ■公共交通機関のある田舎が希望 − 田舎では車が必須です。公共交通機関(バス・電車)も無いわけではありませんが、あっても本数が少なく使い勝手は決して良いものではありません。しかも将来的に過疎が進めば廃線になる可能性もあります。 そんなこんなで、お問い合わせされた方に希望条件を伺うと、夢と現実のギャップを痛感することになります。 @敷地が100坪以上で畑ができる。 A上水道がきている。 Bリフォームしなくてよい建物 C川や沢が近く景色が良い D都市部近辺から1時間くらいの距離 E予算500万円位 Fできれば駅が近いところ 上記のような物件は市場にはほぼ出ません。条件の良い物件は身内同士で売買譲渡され一般に売り出されることはあまり無いのです。夢と現実のギャップを埋めながら、少しでも理想に近い物件に出会えるよう気長に物件探しをして頂けると幸いです。 ●豊根村「田んぼオーナー」9月の田んぼ 下伊那郡売木村への物件下見の帰りに田んぼへ立ち寄りました。田んぼの周囲にはススキが揺れすっかり秋の風情です。前回立ち寄った8月には稲穂の姿は確認できませんでしたが、今回は稲穂がしっかり実っていました。9月末の稲刈りが楽しみです。 |
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2012年09月号(264号) | |
●先日、会員様を新城市内の中古住宅へご案内している際、奥三河界隈の道路とトイレ事情が話題になりました。お客様が道中立ち寄ったコンビニは、トイレを利用する人で大混雑していたそうです。「このコンビニを過ぎると、しばらくトイレを利用できる場所がないから」というのが混雑の原因のようです。田舎道を頻繁に利用する立場からするとこのトイレ事情はなんとか改善して欲しいと思う点です。
実は岐阜県の取扱物件が多くなっているのもこのトイレ事情が無関係ではないのです。最初は下見に同行していた女性陣が「トイレに困る」という理由で奥三河方面へは同行しなくなり、結果として快適に下見ドライブができる岐阜方面の物件を探すお客様が増えているのです。奥三河方面の道はカーブが多いうえに狭い、というのも足が遠のいてしまう理由の一つのようです。道路を良くするにはコストがかかり過ぎるので、無人でも良いので道路から見つけやすく気軽に利用できる休憩設備があると人の流れも増えていくのではと思います。奥三河観光の道中のトイレサービスは民間のコンビニ頼りでは心細い気がします。各地域毎に休憩施設を一ヶ所造り其々の施設を連携して繋いでいけば、点が線になって奥三河の奥の奥まで快適に行けるようになるのではないでしょうか。
●野生動物と田舎暮らし菜園 家庭菜園を楽しむことを田舎暮らしの目的としている会員様も多いと思います。そこで知っておいて頂きたい問題があります。それは、野生動物による菜園荒らしです。地域により出没する動物はさまざまですが、多くの地域で猪、猿、鹿の被害があるようです。都市部に近い町ではアライグマやハクビシンによる被害もあるようです。雑誌やTVで紹介される夢のような田舎暮らしと現実は少し違っています。田舎で暮らすということは、さまざまな生き物と共存するということでもあります。野菜につく害虫や収穫物を横取りする野生動物とも上手におつきあいする余裕をもって、田舎暮らしを計画するのが秘訣かもしれません。 ●豊根村「田んぼオーナー」 8月の田んぼ 新城市〜東栄町〜設楽町への物件下見の帰りに田んぼへ立ち寄りました。ヒグラシの鳴き声が響き、夏の夕暮れ感が醸し出されているなか、広い田んぼに一人佇んでいるとなんだか寂しい気分になります。ヒグラシの空気感をはねのけて元気に田んぼの畦を歩いていくと「小豆」の存在に気が付きました。6月の草取り時に畔道に植えた小豆をすっかり忘れていました。忘れられていたことなど気にせず健気に草丈20cm程に成長していました。稲はまだ出稲していない様子です。これからどんどん成長して美味しいお米を収穫できますように。そうそう、小豆もね。 |
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2012年08月号(263号) | |
●暑中お見舞い申し上げます。子供たちは夏休みになり、ご両親や祖父母の方は何かと賑やかな日々をお過ごしかと思います。虫取りや魚釣りができる自然環境が近くにあれば、それはもう夢のような夏休みを過ごせるでしょう。と思いきや、最近の子供は男の子でも虫が苦手な子が多いそうですね。日常生活で触れる機会が少ないと、好奇心よりも気持ち悪さが優先するようです。 理科系の能力は、子供の頃に感じた自然に対する不思議や好奇心から芽生えたりするそうです。解剖学者の養老孟司氏や脳科学者の茂木健一郎氏も昆虫好きで有名ですね。夏休み中に、大人も子供も自然の中に飛び込んで、街中で生活しているとできない体験をたくさん経験して欲しいと思います。 ●豊根村「田んぼオーナー」 7月の田んぼ 長野県下伊那郡方面の物件案内の帰りに田んぼの様子を確認してきました。雑草が生えているかもしれないと思いましたが、とっても美しい状態ですくすくと高さ40cm程に成長しておりました。何もすることが無いので少しガッカリしましたが、稲が元気そうなのでひと安心です。地元の方がきっちり管理されているようで、現在は田んぼの水は抜かれ中干し中のようでした。中干しをする目的は、過剰な分げつ(稲が株わかれをして本数が増えること)を抑えることと、土壌中に酸素を送って根を健全に保つことです。また、稲の根の一部を水根から畑根に変えたり、土を固くして稲を倒れにくくする効果があります。田んぼでの稲作は水管理がとても重要で、水管理が悪いと稲の生育が悪かったり草が生えたり、稲が倒れたり米の収穫量が減ったりするそうです。 奥三河カントリー区画の稲は今のところ機嫌良く育ってくれています。田んぼの周囲では蝉の鳴き声も響いていました。 耕作放棄された隣地の田んぼに咲くアヤメの花には蝶の姿が。畔道にはホタルブクロの可憐な花が咲いています。足元を流れる清流や豊かな自然にため息がでます。地元の方は、多くの人にこの豊かな自然を知ってもらいたいと思う反面、大切にしているこの環境を破壊されるのではという不安も同時に抱いています。貴重な山野草を乱獲されたという話も耳にします。そういった現実を知ると、田舎不動産屋としては意気消沈してしまいます。愛知・岐阜の山間部を走っていると「山菜とるな!」の看板をよく見かけて複雑な心境になります。地元の方は自然のバランスを崩さない程度の量の山菜を採りますが、そんなことはお構いなしに採っていく人の、モラルの問題なんだろうと思い知らされるのです。「とって良いのは写真だけ。持って帰っていいのは思い出だけ。」そんな言葉を心にとめて今日も田舎道を走るのでした。 |
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2012年07月号(262号) | |
●7月号はカラー版2度目の総集編です。値下げ物件は写真を多く掲載し賑やかな紙面にしてみました。間取り等を知りたい方は過去掲載号をご確認頂くか物件資料請求をお願いいたします。
いろいろなアイデアを試しながら飽きのこない紙面作りを目指しています。 ●豊根村「田んぼオーナー」 第二回 草取り&小豆植え 6/17(土)に豊根村田んぼの草取りと小豆植え、餅つきに参加してきました。前日夜から朝方にかけての大雨で心配していた天気は、参加者の日頃の行いの良さと豊根村の自然が参加者を歓迎する思いにより、雨男である塚水が参加したにもかかわらず晴天に恵まれました(拍手)。田んぼには草取りというほどの草ははえていませんでしたので、隣の田んぼの子供たちは「おたまじゃくし」を捕まえるのに忙しい様子で今回も賑やかな作業となりました。 弊社区画と左隣の田んぼの畦にはモリアオガエルの卵塊が3塊ありました。 人間の営みを利用した生き物の命のつながりが里山環境なのだと実感しました。無事に育って欲しいですね。 作業後は山菜ごはん・山菜のてんぷら・山菜汁でお腹いっぱいになりました。食後は大人も子供も「よいしょ〜!」という掛け声にあわせてヨモギ入りの餅つきを楽しみました。一人で重い杵を持ち餅つきした男の子は「今回はじめて一人でつけた!」と、とても嬉しそうでした。次回は2ヶ月後、9月30日(日)に稲刈りを予定しています。 |
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2012年06月号(261号) | |
●5/5子供の日、穏やかな晴天、新緑の美しい笹平高原で開催されるクオーレつつじ祭りにあわせて、260号4番掲載のログ別荘内覧会を実施しました。 新緑の美しい 庭やウッドデッキもとっても素敵で岩池には水芭蕉も咲いていました。園芸が好きなご主人自ら草木を植えて手入れをされているそうです。名古屋から2時間以内で通える距離にある別荘地ながら、知る人ぞ知る隠れ家的穴場なのです。別荘地入口で現地案内要員と して待機していたのですが、おかげさまでたくさんの方からお声をかけて頂き大変有り難く充実した一日でした。 笹平高原では天体観測会が行われるほど星が良く見えるそうです。機会があればぜひ足を運んでみて下さい。 ●豊根村「田んぼオーナー」 第一回 田植体験 259号の編集だよりでご紹介した豊根村の「田んぼオーナー」に応募参加してきました。20組・23区画の応募があったそうで総勢124名で賑やかに作業しました。田んぼのある場所は山に囲まれた眺めの素晴らしい所で、お天気にも恵まれ清々しい気持ちで作業できました。水の冷たさや田んぼの泥のヌルヌルや足を取られる感覚は、子供の五感を刺激しているようで山間に笑い声が響き渡り騒々しくも賑やかな活気に包まれていました。1区画約30坪を全て手植えで2時間程度で作業完了し、昼食は地元の方が用意してくださった五平餅と山菜料理、豚汁でした。今回の主催者である集落営農組織「茶臼の里組合」の組合長村井さんをはじめ10名程の地元ボランティアの方が尽力され、滞りなく予定時間通りに作業終了しました。次回は6/17に草取り作業を予定しています。 |
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2012年05月号(260号) | |
●4月7日(土)、『田舎暮らしの本』6月号掲載予定の弊社取扱物件の現地取材に同行してきました。6月号は500万円以下の中古住宅特集なんだそうです。掲載予定物件は物件No.7165郡上市和良町(255号15番)の農地付き中古住宅390万円です。プロのライターさんが書く紹介記事はどのような内容になるのか楽しみです。5月2日発売予定ですので本屋さんで手に取って見て頂けると幸いです。
●豊田市足助町 田舎暮らしバス見学ツアー 先月3/25に豊田市足助町で開催された「ほんわか里山交流祭実行委員会」主催、愛知県交流居住センター共催の「田舎暮らしバス見学ツアー」の『見学』に行ってきました。足助支所に集合し、最初は五反田町に移住された竹岡様宅の訪問です。移住場所を探していた際、足助支所が実施している「2戸2戸作戦」で現在の居住地を紹介されたとの 事です。「この場所に決めた要因は?」との質問に対し「なんとなく直感的に...」とご主人。運命的な出会いというものでしょうか。物件の善し悪しは資料だけで判断せずできるだけ現地へ足を運び、自身の直感を信じると迷いも少ないのかもしれません。竹岡様宅訪問後は『すげの里』へ移動し「里山交流まつり会場」にて昼食でした。交流まつりはチェーンソーアートの実演や地元食材、物産の販売等で大賑わいでした。『すげの里』の家屋では田舎暮らし体験宿泊施設がありますので興味のある会員様はぜひご利用ください。今後もこの様な移住のお手伝いが出来るイベントにも関わっていければと思います。 |
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2012年04月号(259号) | |
●3月中旬、加茂郡白川町の売家の引渡しがありました。ポカポカ陽気に誘われて敷地内を散歩していたら、畑の横を流れる湧水に蛙の卵を発見しました。よく見ると、既に孵化していて1pにも満たないような小さなおたまじゃくしがチョロチョロ泳いでいました。 子供の頃は、蛙の卵を見かけるのは春になると当然のことだったのですが、日常的に田畑のそばにいない現在は少し珍しいものになっています。できればもっと田畑に近いところで仕事をしたいと思いつつ、まだまだ不動産業を軌道に乗せるのが精一杯で自然を楽しむ余裕がありません。いつか農業資格を取得して、耕す不動産屋になりたいと夢見る日々なのでした。 ●草刈り応援隊−作業報告 3月10日(土)に、つくばの里梅まつりの会場でもある豊田市日下部町にある最光院にて草刈り応援隊の初仕事がありました。今の時期は雑草も冬枯れしておりそれほど草刈りする量は無く、実作業としては歩道となる場所のチョッとした草刈りと新設歩道の砂利撒きでした。刈払機デビューとなる今回はヘッピリ腰の初心者マーク丸出し体勢です。もっと経験を積まなければダメですね。草刈りの後は歩道の砂利 撒きです。一輪車やバケツを持って階段状の斜面を含め何度も登り降りしながら砂利を運んでは撒いていく、という重労働です。体力勝負の作業にも関わらず応援隊参加者のパワーはすさまじく作業終了予定時間午後3時のところ、午前中に作業完了しました。短い時間ではありましたが参加者の方とも交流でき有意義な時間を過ごしました。 また次の出番も張り切って頑張ろうと思います。 |
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2012年03月号(258号) | |
●三重方面の下見をしていた際、住宅地内の一本道に交差点でもないのに停止線と信号機があり頭の中が????マークでいっぱいになりました。通る車がないまま道にポツンと赤信号で停止している自分がなんだか間抜けに思え「手のこんだイタズラか?」と疑い始めたとき、一本道から対向車が一台走り抜けていきました。その後しばらくして信号機が青になったので発進すると「あ〜あ、なるほどね!」と信号機がある意味を理解しました。その一本道は100m程の区間の道路幅が狭すぎて車がすれ違えなかったのです。住宅が密集して遠目では対向車の存在は確認できないので信号機でコントロールしているんですね。道路工事によるものではなく日常的に交互通行する為の信号機に遭遇したのは初めてでした。イタズラだと思って信号無視しなくて良かったです。
●草刈り応援隊−事前講習 弊社会報にて紹介させて頂いた草刈り応援隊の事前講習である「刈払機の安全講習会」へ2月19日(日)に行ってきました。講習科目では実際に刈払機を使った屋外実技があるので、雨男の私としては天気が心配だったのですが、幸い晴男晴女のパワーが強かった(!?)様子で、風は冷たかったのですが晴天に恵まれました。以前、新城市内 で行われたチェーンソー講習と同じ畠山氏が今回も講師を担当されており、自称機械屋ならではの余談も交えながら熱のこもった講義でした。講義中、畠山氏や主催された交流居住センターの方が強調していたのは、怪我や事故が無いように安全第一で作業をする事が一番大切だという事でした。草刈作業に熱中するあまり安全確認を疎かにして怪我をしていてはボランティアどころではありません。私も改めて肝に銘じておきたいです。今回の講習会には弊社会員様も参加されており、休憩時間中などに色々とお話させて頂く良い機会となりました。次は3月に予定されている草刈応援隊としての活動です。私自身も楽しみながら地元の方の助けになるような活動をしてきたいと思っています。 |
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2012年02月号(257号) | |
●先月、田舎専科256号の封入作業中に大胆な間違いに気づいてしまいました。それは、2012年1月号なのに2011年12月号になっていたことでした。新年号早々なんてこったい!カラー化に気をとられて基本的なチェックが抜けていたのです。新しいことを試みると何かしらの失敗はつきものなのかもしれません。懲りずに頑張ります。会員様からはカラー版についてお褒めのお言葉を頂き、とても嬉しく励みになりました。今後もサービス向上をめざして少しずつでも工夫を加えていこうと思っています。 ●冬来たりなば春遠からじ 今月号2番でご紹介した新城市作手(売家)の庭で紅梅が一つだけ花開いていました。遠くから見ると家主不在の荒れた庭は冬枯れして寂しい雰囲気が漂っ ているのですが、近づいて見ると赤く膨らんだ蕾がたくさんあって植物の生命力と健気さに勇気づけられる思いでした。まだまだ寒い冬が続きますが、春はもうすぐ目の前です。目先の不景気にへこんでいないで、来るべき好景気の波に乗り遅れないようにしっかり準備しておこうと思います。 |
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2012年01月号(256号) | |
●新年明けまして おめでとうございます 心機一転、新年号の田舎専科はカラー版をお届けしました。私自身も田舎専科の元会員でしたので「もっとこうしたら良いのに・・」という思いの一つを今回実行してみました。何か良い変化を望むなら、自ら行動し変化することが必要なんだと思ったりしています。サラリーマン時代とは違う自営業という働き方に戸惑うことも多いのですが、世の中の仕組みについて考える機会が増えたのは良いことだと思います。「田舎で暮らしたいけど仕事が無い」というのは良く聞く話ですが、「働く=サラリーマン」という固定観念を捨てると、生き方の幅が広がると思います。その地域で必要とされていることが何なのかを見極めると、仕事になるそうです。農文協の「季刊地域」という雑誌で、離島で介護サービスの仕事を立ち上げた夫婦が紹介されていました。離島の人は介護保険料を負担しているのに、受けられる介護サービスが少ないと思ったのがきっかけだったそうです。新しいことを始めるには不安もあるし変化しないことを勧める助言もあります。自己責任で失敗を恐れない勇気が重要な要素だと思います。些細なことでも、社会に対して何かしらの影響を与えながら生活していることを意識すると、良い緊張感をもって生活できると思います。今年も都市住民と山間住民を繋ぎ、地域を活性化する一助になるよう物件情報収集に走り回りたいと思います。2012年は再生の年です。会員様にとっても気力みなぎる活力ある1年になりますよう、心よりお祈りしています。本年もどうぞご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。 ●古民家Cafe「おどき」 一宮市在住の会員様に弊社事務所の近くに素敵な古民家Cafeがあると紹介されたので見学しに行ってみました。会員様の紹介通り古民家を改装した日本情緒漂う素敵な空間でした。もともとは提灯屋さんだったということで、今でもカフェの隣で提灯を製作されており、製作風景を眺めながらお茶を楽しめる、とても個性的な空間です。 御年70代半ばのご主人もきさくな方で、犬山城下町についての話をたくさん聞かせて頂きました。 おどきへ向かう途中の住宅地に、何とも味のある銭湯「ライン湯」さんを見つけました。かなり高齢の女将さんが切盛りしていらっしゃるようで「なんとか頑張って続けてます。良かったら入っててね」と声をかけられました。そういえば、 渥美清さんがご存命だった頃は、お正月と言えば寅さんシリーズの新作が公開されて、平成になっても昭和の面影を感じる風情を目にする機会がありました。最近はそういった機会が少なくて、久しぶりに現役で平成を生きる昭和(奇妙な表現ですが)を目にしてなんとも懐かしい気持ちになりました。犬山へお越しの際は、ぜひ「ライン湯」でひとっ風呂浴びて「おどき」で風呂上がりのレモンスカッシュをお楽しみ下さい。 |
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