「田舎で暮らしま専科」編集だより 
 2014年12月号(291号)  
昨年9月、大阪にお住まいの小西様ご夫妻から、奥三河方面で農家民宿ができるような物件を紹介して欲しいとのお電話を頂きました。弊社で取扱っていた古民家2軒をご案内させて頂いたところ、設楽町津具の元材木商の古民家を気に入って頂き、昨年暮れに売買仲介をさせていただきました。小西様ご自身、宿屋経営は初めての挑戦との事でしたので、売買時の物件を良く知る塚水としては、小西様のご様子や家屋の状態も気になり先日ビフォアー・アフターの確認取材にお邪魔させて頂きました。訪問当日は団体客の宿泊準備で多忙な状態にも関わらず暖かく迎えてくださいました。
            
小西様はご家族4人で移住して民宿業を営んでいるそうです。営業許可を取得するのに奔走したこと、地元の大工さんの力を借りながら御夫婦でリフォームしていったこと、移住・民宿開業にあたり地元の方々が親切にサポートしてくれた事などを楽しく話してくださいました。また、本物件には蔵が付属しており、価値のあり そうなモノは搬出済みだったのですが、リフォームに使えそうな壁紙や絨毯、食器類など民宿開業に役立つ物が残っていたそうで「私たちにとっては宝の山でした」と嬉しそうに語っておられました。
           
移住から開業、現在のご様子は「まほろばブログ」で公開されています。設楽町での日々の生活を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってくる素敵なブログです。    

■八 まほろばブログ    http://ameblo.jp/787se4224/
●設楽町津具 民宿まほろば   1日1組限定/一泊二食 6,000円   
  〒441−2601   北設楽郡設楽町津具下下留6−1   TEL: 0536−83−2280

■田んぼオーナー豊根米プレゼント(応募終了)
昨年も5月の田植えに始まり11月の収穫祭まで北設楽郡豊根村で行われた田んぼイベントへ参加しました。豊根村での思い出を会員様へもおすそ分けしたいという事で、本年も豊根村田んぼ新米2s(チヨニシキ)を10名の方へプレゼントします。
          
 2014年11月号(290号)  
●収穫の秋、食欲の秋です。公園や林道を歩いていると至る所でいろんな「キノコ」を見かけるようになりました。先日、愛犬の散歩中に小さな神社の参道近くで、枯れたアベマキに群生する「しめじ」らしきキノコを見つけました。
             
このまとまり 具合はスーパーでパック詰めされたしめじにそっくりです。素人目にはどう見ても「しめじ」に思えるのですが油断は禁物です。相手は有毒の可能性があるキノコ類なので、写真を撮影して正体を調べてみることにしました。写真には白く写っていますが実物は少し黄色がかっています。この特徴から有毒の「ニガクリタケ」ではないかという結論に至りました。この季節は自然の中に居ると美味しそうなキノコを数多く見かけますが、素人判断で口にするのは絶対に止めましょう、と自分に言い聞かせています。

豊根村 田んぼ稲刈り
9月28日に豊根村での田んぼオーナー第3回に行ってきました。今回は大きく育った稲刈り作業です。朝晩、少し肌寒い時期になりましたが、この日は快晴で日中の気温も上がりそうな気配十分。組合長の村井さんの事前説明から始まり、皆さん稲刈り作業が待ちきれない様子です。
            
説明が終わり、早速現地に移動して作業開始です。まぁ、相変わらずのヘッピリ腰ですが、ココからの眺めは最高ですし、涼しい風を感じながら作業するのは心地よいものでした。
           
お楽しみの昼食メニューは、天狗ナスのピザ風、キノコ汁、マス茶漬けです。どれもとても美味しくて大満足でした。 次回は11月初旬の収穫祭です。皆さんと楽しんで本年度の田んぼオーナーを締めくくってきたいと思います。
  2014年10月号(289号)  
●我が家では体重25s程度の中型雑種犬2匹、猫2匹、鳥2羽、海水魚2匹と室内で一緒に暮らしています。犬は室内で排泄行為をする事は無く外へ散歩に連れ出してもらうまできちんと我慢しています。6歳頃までは朝・夕の2回の散歩でも大丈夫なようでしたが、高齢になるにつれ夜中にも排泄したくなる日が増えてきたようなので、現在は夜眠る前にも毎晩散歩をするようにしています。それでも夜中に起こされることはあるのですが、犬も人間も高齢になるとトイレが近くなるのは同じようなので仕方ないですね。9月5日の午後8時過ぎ頃、近所の公園で犬が芝の臭いを嗅いだりゴロゴロ転げまわったりしている傍でふと空を見上げました。低い位置に星は一つだけだなぁ〜と思っていると、ある一点に光が浮かび、それが飛行機の光のように明るくなったかと思うと、右に向かって線を描くように流れていって、その先で光がはじけて二つに分裂して消えて行きました。この間3秒くらいです。これだけハッキリとゆっくり流れる流星を見たのは初めてで、「上空で飛行機事故があったのか?」「宇宙飛行士の帰還?」と思案しながら帰宅しました。もしかしたらニュース速報があるかもしれないといろいろ調べてみましたがその夜は特に報道されている様子はなかったので、見えた方角からペルセウス座流星群だったのだろうと判断しました。翌日になっても何だか気になったので調べてみたところ、日本経済新聞のネット速報に北朝鮮が9月6日午前7時から7時40分ごろにかけ、南東部の元山付近から北東方向の日本海に向け、短距離ミサイルとみられる3発の飛翔(ひしょう)体を発射したとの記事がありました。時間も違うし、ミサイルが目視できるのかもわかりませんのでペルセウス座流星群だと思いたいのですが、なんだか違和感を感じています。どなたか9月5日に同じ光を見た方はいらっしゃらないでしょうか。あれは流星ですよね?!それとも隕石?役目を終えた人工衛星?まさか、、UFO?!妄想が膨らみます。

週刊新潮「山村山郭不動産」 に掲載されました
             
 田舎で暮らしま専科286号3番でご紹介した三重県南伊勢町の別荘(物件番号7538)が週刊新潮9月11日号の連載ページ「水村山郭不動産」(後半カラーグラビア見開き2ページ)に掲載されました。見開き全面カラーで山の緑、空の青に白い洋館が映えています。さすがにプロカメラマンの撮影写真は美しいですね。弊社の写真ではお伝えしきれない物件の 魅力が伝わっていると思います。
            
かなり広い敷地ですが、とても良く手入れされており大切にご利用されているのがわかります。海と山の恵み両方を楽しめる別荘、定住ともに魅力的な物件です。

豊根村田んぼ
9月9日、新城市から売木村・阿智村に向かう途中で豊根村の田んぼの様子を見に行きました。地元の方の管理のおかげもあり順調に育っておりました。もう、稲刈りできそうだなぁ〜と思っていたところ、豊根村から9月28日に稲刈り作業を行う旨の案内状が事務所へ届いていました。今年も美味しいお米をお届けできそうです。
            

  2014年09月号(288号)  
●弊社事務所のある犬山市の近く、可児市や多治見市で時々「アマゾン」行きと表示されたバスを見かけるようになりました。「可児市から南米のアマゾンへバスで行けるのだろうか?!」。可児市や美濃加茂市では日系ブラジル人の方を良く見かけるので、そういった方向けの新しいサービスなのかもしれないなどと、おめでたい頭で考えていました。そんなある日、インターネットで書籍を購入したところ届いた箱には「Amazon(アマゾン)」と印刷されていました。ここでようやく私の頭にもヒラメキが! 既にご存知の方もいらっしゃたかもしれませんが、そうなのです、アマゾン行きのバスは南米のアマゾンではなく、多治見市旭ヶ丘に2012年に新設されたインターネット通販大手アマゾンジャパンの国内最大級の物流拠点行きなのでした。社員や契約社員、パート従業員などすべて地元で1,000人規模の雇用を実施するということで、そういった方が利用するバスなのだそうです。バスの行き先表示が「Amazon」であればすぐに察しがついたかもしれないのですが、カタカナ表示されるとなかなか気付かないもので、自分の妄想ぶりに苦笑いでした。最近Amazonで買物をするとお急ぎ便指定をしなくてもすぐに届くので凄いな〜と関心していたのですが、配達が早い理由もわかりました。

新城市黄柳野地区          
草刈り応援隊 8月3日(日)に新城市黄柳野地区へ草刈り応援隊に行ってきました。2〜3日前の週間天気予報では『晴時々曇』の予報。 この時期の日中作業は天気が良いと灼熱地獄ですので、こりゃ〜まいったなぁ〜といった思いもあったのですが、当日朝は集合時間前後から雨がパラつく状態でした。天気予報では『晴時々曇』の予報だったにもかかわらず、これが『雨男塚水の神通力かぁ!』と思わせる天候で、私の雨男ぶりを知っている参加者からの突っ込みもあり苦笑いでした。
             
いつもの様に、旗振り役の原田氏の挨拶からはじまり、今回は2班に分けて作業する事になりました。塚水は経験値も上がっているので、経験者が集まる班に入って作業する事になりました。作業現場は長い間耕作されていない棚田です。
              
  上は作業前の写真で右上が作業後の写真です。午前中1時間半程の作業で雑草だらけだった土地も随分スッキリし、棚田の姿がよくわかります。その後、具だくさん素麺と味ご飯、お汁粉の昼食を済ませて午後の草取り再開です。今回は予定以上の場所が草刈り出来たそうで、地元の方だけでなく参加者皆さん満足気でした。 作業終了後、地元の方からお土産に収穫したばかりの農作物をたくさん頂きました。ここ数日食べるぶんには、この位で....と思って袋に入れていたのです が、地元の方から『もっと持って行け〜』とばかりに更に別の袋一杯に頂きました。
              
今回は、季節的には真夏の8月でしたが、程よく曇りになり幸い熱中症等でダウンする人もなく無事に作業が終了しました。また、お土産の野菜も沢山頂き、暫く野菜不足だった塚水は美味しくいただきました。引き続き要請があれば参加したいと思いますし、地元の方や参加者の方とも楽しく交流して里山維持に努めていきたいですね。
   
 2014年08月号(287号)  
●蝉の声が聞こえるようになり、本格的な夏の到来を感じるようになりました。子育てしていた小鳥も雛が巣立ちの時期を迎え、所々で巣立ちを促す親鳥とぎこちなく飛ぶ子鳥の姿を見かけます。今の時期は道路でペチャンコになってしまった小鳥を目にすることも多くなります。ドライバーは走行車線で鳥を見かけても、車が近付けば鳥は飛んで逃げるものだと思いますが、まだ飛ぶのが下手で外界の危険に無知な小鳥は、逃げ遅れてしまい不幸な結果になってしまいます。とは言え、急ブレーキや急ハンドルは事故につながるので、小さな小鳥を避けて通るのは難しい場合もあります。個人的には進行方向に何か動く物が見えたら早目に徐行するように心がけていますが、それでも数年前に飛行練習中の燕が車のバンパーに激突し命を落としてしまった事があります。自然豊かな田舎道にはいろんな命がうごめいています。急がず慌てずのんびりと、そこに生きる動物たちの気配を感じながら安全運転で夏のドライブを楽しみたいですね。
  
長野県の豊かな食文化
遠方へ下見に行くと、時間が許す限り地元スーパーや食料品店に立ち寄るのが楽しみです。全国チェーンのスーパーであっても、その土地の地域性を感じる目新しい商品が必ず見つかり興味深いです。伊豆の地元食料品店では「イルカの切り身」が普通の食材として売られていて驚いたことがあります。先日、物件下見で訪ねた長野県でまた新しい発見がありました。鹿肉、猪肉のジンギスカン、イナゴや蜂の子の佃煮と、良く知る加工食品と並んで、ホロホロ鳥の卵、「蚕のさなぎ」なる佃煮を発見し目が釘付けになりました。養蚕では、さなぎが羽化してし まうと繭に穴が開くので繭の中にさなぎが残っている状態で繭をお湯で茹でて糸を取ります。当然さなぎは死んでしまいます。死んださなぎの行く末が以前から気になっていたので、今回の発見は目からウロコでした。蚕のさなぎは大切なタンパク源として長野の食文化に根ざしていました。養蚕が盛んな地域の全てで食されているわけではないと思いますし私自身も蚕のさなぎに食欲は湧きませんが、命を無駄にしない長野県の食文化は逞しいと感心しました。

長野県南木曽町の土砂災害
ご存知の方も多いと思いますが、7月9日に長野県南木曽町読書地区で大規模な土石流が発生し、中学生の男児一人が亡くなるという痛ましい被害がありました。南木曽町では過去に何度も土石流が起きており、今回の現場も土砂災害警戒区域に指定され、詳細なハザードマップを整備し土砂災害対策に取り組んできた場所でした。現場の上流部には砂防ダムが2基あり、さらにもう1基が完成間近だったにも関わらず、砂防ダムで被害を防ぐことができませんでした。危険を伴う地域であることを前提に、最大限の警戒態勢が敷かれていたことを考えると、自然の猛威は人智の及ぶところでは無いのだと改めて痛感しました。。土砂災害警戒区域外だからと言って土砂災害が絶対に無いわけではないですし、区域内だからと言って必ず発生するわけでもありません。警戒区域内外にかかわらず山間に位置し近くに渓流や沢がある場所は要注意で「自分の身は自分で守る」という意識をもって行動することが大切です。雨が数日降り続いたり一日の雨量が異常に多いと判断される場合は、早目に避難できるように避難場所を確認しておきましょう。日々の生活の中では、土砂災害に巻き込まれる危険より交通事故の危険の方がはるかに高いです。安全対策に神経質になり過ぎると身動きできなくなります。現地下見した際には、付近に土砂災害警戒区域の指定看板がないか確認するようにしてみてください。
             

         
  2014年07月号(286号)  
●気のせいなのか実際に多いのかわかりませんが、今年はやたらと毛虫が目につきます。正体を調べると「マイマイガ」の幼虫のようです。雑木林内の歩道を歩いていると目の前にぶら下がっていたり、車で走行していてもフロントガラスにぶつかったりとやたらめったら遭遇します。マイマイガの幼虫は糸を吐き風に吹かれて分散する習性があるので別名「ブランコ毛虫」と呼ばれるそうです。自宅の庭木にもいますし、某公園では毛虫が葉を食害する音が雨音のように響いていました。マイマイガは約10年周期で大発生を繰り返す性質があり2-3年継続する傾向があるとも言われているそうです。岐阜県では昨年度に大量発生したとの報告がありましたので、本年度も継続して大量発生しているのかもしれません。自宅で発見したら「テデトール(手(火箸)で取る)&フンズケール(踏みつける)」で駆除しています。

兼業農家という選択肢
田舎不動産仲介専門店として業務を引き継いで4年が経過し、その間に4名のお客様が農地法3条申請により農地を取得されました。皆さん元々農業経験の無い方なので、新規農業従事者として農業委員会へ申請し農地を取得されています。主な許可条件としては、@物件所在地へ住民票を移転するか近隣に住所がある事。A農業従事者として認められる面積の農地を耕作する事。B農地を耕作するか草刈りを怠らないなど管理する意思があること、です。農業委員会への申請手続きは行政書士へお任せしています。難しい事は全て行政書士が手続きしてくれますので、農地法申請方法については深刻にならなくても大丈夫です。農業に従事してみたい方は、まずは農地所在地へ移住可能かどうかを検討してみるとよいと思います。定年退職後に就農された方もいらっしゃいますが、今現在のお仕事を続けながら兼業農家として取得された方もいらっしゃいます。個人事業主やフリーランスの方にとっては興味深い選択肢だと思います。弊社としてはもっと多くの移住可能な農地付き物件をご紹介したいのですが、なかなか建物とセットでの売物件が出ないのが現状です。

蛇はいますか?
弊社では田舎不動産を専門に扱っているのでお客様から「(現地に)蛇はいますか?」とよく質問されます。「蛇は(どこにでも)います。」とお答えするのですが、私自身蛇についてよく知らず個体識別できるのはマムシとヤマカガシくらなので、蛇について少し調べてみました。本土に生息する蛇はアオダイショウ・シマヘビ・ジムグリ・ヤマカガシ・ヒバカリ・シロマダラ・マムシ・タカチホヘビの8種類だけだそうです。その中でも毒蛇は「マムシ」と「ヤマカガシ」の2種類ですが、ヤマカガシの毒牙は口の奥にあるので、ヤマカガシを捕まえて口の中に手を突っ込む等の暴挙に出なければ毒牙にやられることは無いそうです。1972年に中学生が噛まれて死亡する事故が起きてから有毒だということが判ったらしく、それまでは無毒だと思われていたそうです。なので、日常的に気をつけなくてはいけない蛇は「マムシ」です。とは言え、蛇が苦手な方は毒蛇かどうかに関わらず蛇が嫌いなご様子なので、安心してもらうのはなかなか難しくなんだかもどかしさを感じています。 マムシ(上写真)の特徴は、茶褐色のずんぐりした体と三角頭、それと銭形模様とよばれる「丸描いてチョン」の独特の迷彩模様です。茶褐色の丸い模様の中央に暗色の斑点があります。こんな模様の蛇に出くわしたら刺激しないように静かに遠ざかり、蛇が逃げやすいように道を開けてください。蛇が平気な方は捕獲してマムシ酒にしてみると良いかもしれません。

 2014年06月号(285号)  
●4月下旬、打ち合わせと物件下見のために恵那・中津川市に行きました。本号20番の中津川市蛭川の物件近くに、中津川市蛭川の観光スポットになっている「芝桜の里」があったので、気分転換に現地を散歩してみることにしました。何の気なしに足を踏み入れたのですが、想定外の素晴らしい光景に目が覚める思いでした。
              
芝桜の里へは案内看板が設置されていますが、公共施設ではなく青山康成さん個人の私有地だそうです。青山康成さんのご両親が約40年前北海道を旅行したときに購入した1株の芝桜をきっかけに、約1,500uの斜面一面に花を増やし育ててこられたそうです。現在は遺志を引き継いだ康成さんが手入れをし、善意により無料一般公開をしているのだそうです。4月下旬から5月の連休頃までがちょうど見ごろ、との事で、ちょうど良い時期に見られた様です。現地は芝桜?の甘い香りも漂い、良いものを見させてもらいました。来シーズンになりますが、GW中を含め、中津川市方面に行かれる際には立ち寄ってみてください。

今年で3年目 豊根の田んぼオーナー
5月11日(日)豊根の田んぼオーナー制度の初回行事である田植え作業に参加してきました。今年で開催4年目になるオーナー制度は数組のリピーターを含み総勢約120名での作業となりました。弊社は今年で3度目の参加になり、スタッフの方とも顔見知りになれたので微力ながら事前準備のお手伝いをさせて頂きました。
             
今回も素晴らしいお天気と新緑の山並みが美しい風景、子供たちの歓声が響く中、田植え作業を楽しみました。 私にとっては人生2度目の田植えです。
             
まだまだヘッピリ腰ではありますが、昨年よりは多少要領を得た感があります。数本ずつ植えた小さな苗が成長し、稲穂が実った稲束一握りがお茶碗一杯分のご飯になるそうです。それを思うと感慨深く、田植えの労苦も妥当だと思えます。

  
 2014年05月号(284号)  
●先月号、田舎専科4月号の発送が通常より遅れてしまい、会員様へご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。消費税増税関係の印刷物が大量に注文されたことにより、印刷会社さんがパンクしてしまったようです。どの印刷会社さんも同じような状況のようで、田舎専科4月号は通常納期での印刷発注ができませんでした。増税による思わぬハプニングです。印刷会社さんの話だと、毎年4月は年度始めによる印刷物が増加するのだそうです。今年は4月1日からの消費税増税関係が追加され、更に注文が殺到し一時は注文受け付けもストップする状態だったのだそうです。今月は異例の事態で翌月からは通常通りで大丈夫だと思います、との事でした。消費税は1989年4月に3%、1997年4月に5%、2014年4月に8%になりました。来年2015年10月に10%になる予定です。今回と同じような混乱が来年の秋にもおこる可能性があり、10%への増税が早すぎる気がします。10%の引き上げは、「経済状況などを勘案して判断する予定」だそうですが、経済状況だけではなく増税に伴う表示変更の混乱も考慮して欲しいものだと思います。

西光寺周辺の福寿草
枝垂れ桜で有名な高山市清見町の西光寺の裏山では、春の訪れを告げる福寿草が可憐な花を咲かせていました。犬山周辺では既に桜はピークを過ぎ華吹雪が舞っていた頃です。ここ清見町ではようやく春が訪れた様子です。
               

 
 2014年04月号(283号)  
●梅の花も咲いて春めいてきました。色の少なかった風景に黄色やピンクの花が目につくようになり、春の到来とともに冬の終わりを感じます。子供の頃は、葉が落ちて枯れたように見える冬山の風景に寂しげで暗い印象を抱いていましたが、大人になった今は冬山の風景も大好きです。木の枝ぶりの美しさは葉が落ちている冬だからこそ眺めることができる姿です。遠くから見ると枯れたように見える木も、近くで観察すると春に備えて花芽や葉目を準備して静かに季節の移ろいを待っています。葉が生い茂っている季節は、声は聞こえても鳥の姿を見つけるのは難しいですが、冬の木立では簡単に声の主の姿を見つけることができます。もうそろそろ山は萌黄色に包まれて、そこで暮らす生き物も賑やかになってきます。ウグイスは囀りの練習を始めていて、時折「ホケッ!ホー、、ケッ!」と、聞きなれない下手クソな声を響かせています。ヒバリは高い空の上で賑やかです。しばらくすると燕の姿も見かけるようになるでしょう。そんな鳥たちの餌になる昆虫の姿も見かけるようになりました。ブヨが目の周りにまとわり付き始め、また虫さされの季節が到来したことを実感させます。
             
「丸い家!」  東海テレビ「スタイルプラス」
3月16日(日)に放送された東海テレビの『スタイルプラス』で、弊社にて売買仲介を承り中の豊田市上脇町の売家が紹介されました。お気づきになった会員様もいらっしゃったかと思います。写真や文章で紹介するのとは違い、動画の情報量はさすがに圧倒的です。弊社ではご紹介しきれていない物件の魅力が伝わったと思います。
              
緑の多いノンビリとした地域ですが、香嵐渓で有名な足助町中心部まで車で20分弱、豊田市中心部まで車で約30分、名古屋市中心部まで車で約1時間程度で行ける場所なので都市部でお仕事されている方にも魅力的な物件です。夏は涼しく、(少し我慢すれば)エアコンを使わずに扇風機だけでも過ごせるそうです。冬は薪ストーブで暖をとるだけなく、薪ストーブ上に鍋やヤカンを置いて調理や湯沸し(と湿度調整)に便利です。売主様は薪ストーブの燃焼室でピザや焼き芋も楽しまれているそうです。
              
番組ゲストの田中健さんは、建物の丸い 構造と吹き抜けにより音響効果が期待できるとコメントされていました。確かに売主様もリビングで音楽を聞くと良く響くとおっしゃっていました。さすがにケーナ奏者として音楽活動をしている田中さんならではのコメントだと感心しました。 施工はログハウスで有名な「BESS(旧ビッグフット)で、「BESS DOME」という商品名でオーダーメイドされています。 【以下BESSサイトより抜粋: BESS DOMEは、ジオデシックドーム理論※に基づいた、地震や強風に耐える強靭な構造となっています。ジオデシックドームの中でも、三角形を105個組み合わせた、5/8球体をベースに、1階壁面にあたる一層目の三角形を延長させることで、十分な高さの室内空間を確保しています。※ジオデシックドーム理論は、「最強の構造体である三角形から、球体構造をつくり上げる」というもの。】 全国の施工累計棟数は400棟超だそう。 物件の詳細は田舎専科281号2番をご参照ください。
■物件番号 7469(売家)  
所   在/愛知県豊田市上脇町  販売価格/¥2,900万円   

        
 2014年03月号(282号)  
●今期の冬は積雪が少なく山間部の走行が気楽で良いな〜と思っていたら、2月中旬に全国的な寒波により東海地方全域もドカ雪にみまわれました。通常なら降雪時に遠出することはしないのですが中津川市内で商談を予定していたので現地まで行ったところ、関係者が到着できず商談は延期となりました。帰り道、国道19号線を愛知県方向へ走行していると、反対車線の轍(わだち)が雪に埋もれて真っ白な状態で、対向車が全く通らないことに気づきました。何かあったなと思いつつしばらく行くと、登り坂で走行不能になった大型トレーラーが車線を完全に塞いでいるのが原因だとわかりました。開通には時間がかかるなぁ・・と気の毒に思いながら通り過ぎると、反対車線は既に3qほど渋滞していました。後日のテレビニュースで、雪の影響により流通機能が麻痺し店舗商品や工場部品が届かず臨時休業する商店や工場があったと報道していて、先日の大型トレーラーを思い出しました。そういった商品や部品を運ぶトラックドライバーさんは責任重大で、ついつい雪道でも無理をしてしまうんですね。最初は迷惑なトラックだ、と思いましたが、日々の生活はそういったお仕事に関わる方々に支えられているのだと改めて考えさせられた経験でした。

浮世絵立体切り絵 立版古
皆さんは立版古(たてばんこ)をご存知ですか?立版古とは立体の切り絵の事で、紙で表現するプラモデルのようなものです。江戸時代後期から明治期にかけて流行ったおもちゃ絵の一種で、あらかじめ絵柄の印刷された一枚の紙からたくさんのパーツを切り抜き、設計図にそって組み立て、一種のジオラマを完成させて楽しむものです。「組上げ灯籠」「組上げ絵」などともいうそうです。おもちゃ絵の中では歴史があり、江戸時代中期にはすでに制作されていて、葛飾北斎らも制作に当たっていたそうです。明治時代中期に流行した後は廃れ、大正時代以降はあまり見かけられなくなったそうです。数年前に浮世絵立版古の組み立て用パーツが印刷された復刻版を入手していたので、仕事の合間合間にちょこちょこ組み立ててみました。
                  
集中して作業すれば1時間から2時間程度で完成できると思います。平面的な絵とは違い、なかなか風情があります。

●281号でご報告した、豊根米プレゼントに当選された会員様からお手紙を頂きましたのでご紹介させて頂きます。  
■豊橋市の濱戸様  このたびは思いもかけぬプレゼント  「豊根米」が届き感激致しました。 皆様で苦労して育てられたお米に  「今年は春からエンギが良い」と土 鍋でたき、おにぎりにして食べまし た。おいしかったです。ありがとう ございました。  
■名古屋市の宮本様  「チヨニシキ」、ありがとうございました。 母の里である豊根村でとれたお米だと 思うと有り難くて仏壇にお供えして美味 しく頂きます。 喜んで頂けて弊社としても感激です。
今年は田んぼの他に畑を借りる事ができるそうなので、お米の他にお野菜のプレゼントもできるかもしれません。まだ植え付けもしていないのに収穫を楽しみにしています。
 2014年02月号(281号)  
●田舎道を走っていると、昨年頃から土手や集落の裏山等に太陽光発電装置をよく見かけるようになりました。「こんな所に?!」と少し驚くと同時に無機質な太陽光パネルは田舎の景観を損なうなぁと感じたりして我ながら自分の身勝手な意見に困惑しています。クリーンエネルギーは評価しても景観で文句を言っていては欲張りなのかもしれません。願わくば耐用年数のある太陽光パネルが管理されず放置されることがありませんように。弊社では山林等の比較的広くて坪単価の安い物件を取り扱っているので、太陽光発電用地のお問い合わせを多数頂きます。おかげ様で発電用地向きの土地条件についてお客様を通じて勉強させて頂きました。発電装置を設置するには日当たりの良さだけでなく@工事用車両が入れる道路幅員があることA平坦地か南垂れの緩い傾斜地であることB売電用の電柱が確保できること、が必須条件のようです。他にも施主様の都合による条件がありますのでなかなか発電用地として利用できる土地は見つからないものです。特に山間部では、Bの普通の電柱とは異なる「売電用の電柱が確保できる」という条件が難しいようです。最初の頃は「探せばある」と思っていましたが何事もそう単純にはいかないものですね。補助金申し込みの締め切りは本年3月31日だそうです。もうしばらくお問い合わせが続きそうですが、その後の土地需要件数がどうなるか少し興味深いです。

新城市黄柳野地区の草刈りボランティア    昨年12月1日に新城市黄柳野地区の草刈りボランティアに行ってきました。世話役の原田氏より概要説明があり、指定の場所へ移動し皆で草刈作業開始です。一部傾斜地ではありますが、比較的作業は容易でした。
              
午前中の作業が完了し昼食(給食)タイムです。調理室では、前回収穫した蕎麦を地元の方が水洗い後に天日干ししておいたものを、役所のK氏が黙々と石臼で挽いています。
               
今回のメニューはとろろ飯と手打ち蕎麦です。皆で手分けして調理開始です。私は山芋すりおろしの作業を担当しました。傍らを見ると、蕎麦打ち組が作業を進めています。 完成した蕎麦は、太さがバラバラで長さも短く、素人の手作り感あふれる出来栄えでした。見てくれはともかく味は蕎麦です。自分で作業してみて、つくづく手打ち蕎麦屋の職人さんは凄いなぁと感心するのでした。
              
午後は別の場所で草刈作業でした。 背丈のあるススキ他を2時間ほどかけてきれいにしていきました。
 2014年01月号(280号)  
●新年明けましておめでとうございます。今年もご愛顧よろしくお願いいたします。昨年は奥三河を中心に様々な屋外作業に参加させて頂きました。まだまだヘッピリ腰で即戦力とはほど遠い初心者マークでの作業ですが、今年も安全第一で里山風景の維持保全のお手伝いができればと思っています。

東栄町尾籠地区の応援事業 11月16日(土)、地域サポート事業の一環として奥三河の東栄町尾籠地区で行われた応援事業に参加してきました。国道151号線から山間に入る地域で高齢化が進み集落維持が困難になってきている地区での活動です。今回の目的は地域のシンボルである『尾籠岩山(おろういわやま)』の登山道にベンチを設置する事と山頂付近に看板を設置する事です。頂上までは約1,600m程 尾籠岩山 の道程です。途中の丸太ベンチ設置予定場所に到着し早速作業開始です。設置場所の地ならし部隊と丸太調達部隊とに分かれて作業を進めます。ベンチ用の丸太は設置場所から少し登った所に生えている杉を切って部材とします。木を切り倒すと次は皮むきです。
              
皆で刃物を使って丁寧に処理していきました。出来上がった丸太ベンチは以下のものです。
              
記念看板も設置されました。 その後、頂上に向かって登山を続け山頂に到着すると『絶景ポイント』の案内看板を設置して作業完了です。尾籠岩山登山にお越しの際は、ぜひ「どっこいしょ」と腰をおろしてみて下さい
              

■田んぼオーナー豊根米プレゼント(応募終了)
昨年も5月の田植えに始まり11月の収穫祭まで北設楽郡豊根村で行われた田んぼイベントへ参加しました。豊根村での思い出を会員様へもおすそ分けしたいという事で、本年も新春お年玉企画として、豊根村田んぼ新米2s(チヨニシキ)を5名の方へプレゼントします。
             
2013年編集だより→