「田舎で暮らしま専科」編集だより | |
2010年8月号(239号) | |
●岐阜県恵那市へ物件下見に行った際、地元の業者に誘われて100年物の古民家を移築したお宅へ御邪魔する機会がありました。そのお宅の御主人は木工系のお仕事をされているそうで、移築した古民家の内装に漆を塗ったり、細工を施されていました。建物内部を案内されると、仕事柄、古い住宅は見慣れているのですが、我ながら馬鹿みたいに『ほぉ〜』、『はぁ〜』といった驚きともため息ともつかぬ言葉しか出ませんでした(笑)。ここの御主人から、この物件の価値の判る方になら譲っても良いとのお話がありました。残念ながら会報での通常物件のような掲載は許可が出ませんでしたので詳細をご紹介することはできません。広い敷地に建つ移築古民家なので一般的な中古住宅とは一線を画し、市街地の新築住宅と同程度の価格です。本気で古民家暮らしをご検討中の方は、弊社まで御連絡ください。
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■第7回モレコンサート |
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ある日、ペンション「あかとんぼ」の石倉さんご夫妻が事務所を訪れあかとんぼさんで定期的に開催しているモレコンサートへ招待して下さいました。毎年開催していて今回で7回目だそうです。6月18日(金)天気は大雨、屋根に当たる雨音が折角の演奏に、まさに「水を注す」状態となりました。
演奏時間が近づくと別室からドレスを着た方々が華麗に登場し、リビングにピンと張りつめた空気が漂います。演奏者は総勢5人。今夜はミニコンサートでも最初の曲はフルで、初めにハイドンの交響曲からスタート。生音楽は流石に違うなぁ〜と思いながら、教養の無さからリズムに乗れず、ただひたすら姿勢を正して聞いておりました。最後の曲は定番の「赤とんぼ」。この頃には外が大雨だということをすっかり忘れていました。演奏終了後は、演奏者と一緒に歓談タイム。お疲れさまでした!そんな調子で場の緊張もなく、フルーツとドリンク(一部の人はビール)が振る舞われ、リラックスしたなかで雑談が弾み楽しい夜を過ごすことができました。とかく田舎は街中と違い文化的なイベントに触れる機会が少ないですが、ただそれを嘆くだけでなく「あかとんぼ」さんのように自ら企画して定期的に開催しているというのは素敵なことだと思いました。 238号編集だより→ |